構図をブラッシュアップする方法

イラストのチェック

出来上がったイラストのチェックは、トーンやクォリティを確認する以外にも、第三者の目線をもたなくてはいけません。
イラストの構図崩れは、描いている本人が気づくのは難しいものです。
ソーシャルゲームの内容によっては、等身が決まっていたり、何かしらのレギュレーションがあります。
仕様書では伝わりにくい部分を赤入れし、実際のイラストに手を加えることもあります。
しかし膨大な数のイラストが必要になるカードゲームなどは、1つ1つチェックするのは非常に大変です。
依頼主はイラストを素早くチェックする方法を身につける必要があります。
ここでは、そのチェック方法をいくつかご紹介します。

イラストを左右反転にする

イラストを左右に反転することが一番手っ取り早い方法です。
この方法で大抵の構図崩れがわかります。
特にソーシャルゲームのカードイラストの場合は、進化などの差分で反転させるケースが多いので、こちらの調整は必須となることが多いです。

頭を回転させまっすぐ見てみる

キャラクターが顔を傾けている際に使えるチェック方法です。
顔がまっすぐなるように回転すると、目の位置などが崩れていることも多々あります。
これら回転させて気が付いた個所を修正した後は、上述した反転させて確認することも忘れないようにしましょう。
顔に限らず、描く際に用紙を回転させながら描くと、このミスは避けることができます。
用紙を回転させながら描いたり、仕上がりをチェックしましょう。

頭身や腕のバランスを調整する

こちらも基本的な確認事項です。 たとえばキャラクターがジャンプしていたり、複雑な格好をしていると、バランスが崩れることが多いです。
何頭身のキャラキターを描いているのか注意して、身体に沿って頭サイズの丸を描いてバランスを確認しましょう。

また、腕の長さと頭の長さは、基本的に同じサイズで描くのが良いとされています。
こういった頭身などのバランスにも十分に注意しましょう。